欧州で二番目に古い「門」アントワープの中華街

去年のちょうど今頃、世界各地の春節を紹介する記事を書かせていただいた(“爆買い”だけじゃない、世界各地の「春節」の実相)。その中でちらりとオランダについては紹介したが、今回は隣国ベルギー・アントワープの中華街に関する話。ちなみに17年の春節の時期にはキューバ・ハバナの中華街の訪問記を書いているので、お暇なときにでも。

この中華街はアントワープ中央駅出てすぐの場所にある。ベルギーらしくというか、チョコレートブランドが大書きされた建物の横に立つ中華街の門(牌楼)は意外に立派だ。なぜこんな…というと失礼かもしれないが、欧州どころか国の中心ですらない場所にこんな豪華な牌楼があるのか。

若干ビグザムを感じなくもない、夜の牌楼

この手の話題になるとよく参照するchinatownology.com によれば、実はアントワープ(ちなみに中国語表記は省略して最初の一文字を取り「安市」)の中華街はベルギー唯一の公式に(といってこの公式が何を指すかは不明だが…)認められた中華街だという。首都ブリュッセルにあるもの(後述)は、非公式だとのこと。

2001年に一時、門を作ろうという運動が起きたがうまくいかず、その時は獅子だけを配置。しかしこれも重量感ある、立派な獅子。

側面には寄付者の名前が

そしてこの門は紆余曲折を経て2010年9月に落成したとのこと。そして、これはオランダ・ハーグにある同年1月にできた門に次ぐ二番目の門だという。日本の横浜や神戸南京町を見ているとこうした門は中華街ができたころからあるもの、という印象を持つが、ヨーロッパではそう古いものではないという事になる。

この中華街も、規模でいえば非常にこじんまりしたものだ。300m弱に、看板だけをみれば10軒にも満たない中華系の商店やレストランが並ぶ(写真はだいぶ「それっぽく」するために恣意的に撮っている)。ただ「ベルギー 中華街」で日本語検索するとほぼこのアントワープの中華街についての記事ばかりが並ぶところを見ると、周辺ではそれなりの知名度がある事が推察される。

おまけ:ブリュッセルの「中華街」

首都ブリュッセルにも中華街…というほどではないが、中華系の店が点在する場所はある。ただ、そもそも観光客を含め比較的アジア系が多い街でもあり、アジア系が歩いているから珍しいという場所でもなく、店内をのぞいて特に中華街感を感じるものではなかった。

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